丹菱(たんりょう)株式会社
株式会社.jpg)
【丹菱株式会社とは?】
丹菱株式会社は、かつて物資運搬を行っていた「丹州汽船合名会社」の支店「丸丹組」をルーツに持ち、三菱アセテート株式会社の指定工場として発足しました。化合繊維のちりめん生地を中心に製造を続けています。またふすまで使用する生地「八千代織」を山崎内装工業株式会社と開発して約50年になります。
2019年11月にはオーダーメイドのオリジナルブランド「TRIP1TANGO(トリップワンタンゴ)」を立ち上げ、2024年7月にはファクトリーショップを兼ねたカフェをオープン。お客様の声を大切にしながら、新たな形へと発展を続けています。
【どんなことを大事にしてモノづくりをしていますか?】
「「ちりめんは年配の方向けの生地」というイメージを変えたい。もっと気軽に、日常使いできるものを作りたい。」そんな思いから生まれたのが、「TRIP1TANGO」
きっかけは、奥様へのちりめんの洋服のプレゼントでした。ちりめんは軽くてシワになりにくく、持ち運びしやすい特性があります。そのため、「旅先でも1枚あれば、フォーマルにもカジュアルにも使える」と喜ばれたことが、ブランド名、「TRIP1TANGO」にもつながっています。糸井さんは、もっと多くの人に日常使いできるちりめんの魅力を伝えたいと考え、現在は、ちりめんの生地を使って、一人ひとりの要望に合わせたオーダーメイドで請け負っています。
【今後どんな商品をつくっていきたいですか?】
「ちりめんの良さをもっと知ってもらいたい、丹後ちりめんの産地である与謝野町にも立ち寄ってもらい、新たな観光スポットにしたい」と糸井さん。 与謝野町には阿蘇シーサイドパークやちりめん街道、加悦山の家などの観光スポットがありますが、天橋立や伊根といった全国的に知られた観光地に隣接しているにもかかわらず、観光客が少ないという課題も。去年7月にオープンしたカフェには、実際にちりめんに触れて良さを感じてほしいとの想いから、ちりめんでつくられた商品もずらっと展示されています。商品やカフェを通して、ちりめんや与謝野町のことを発信し、もっと多くの人に知ってもらいたいと展開を広げています。