御菓子処大槻菓舗

【御菓子処大槻菓舗とは?】
大正3年創業の和洋菓子店。
和菓子店から始まり、昭和40年代から洋菓子も作られるようになりました。
現在は、小麦アレルギーの方も食べられる与謝野町産「京の豆っこ米」の米粉を使った純米ロールケーキ等、地域ならではの素材を活かし、安心で身体にやさしい菓子を家族で作られています。
また、「きょうと食いく先生」として、丹後地域の幼稚園から高等学校まで和菓子の伝統文化についての講話や田植えや稲刈り体験等を行い、お菓子作りの楽しさを生徒たちに伝えながら、地域の食材を伝える授業も社長の大槻さん自らされています。
【どんなことを大事にしてモノづくりをしていますか?】
和菓子は、代々受け継がれた商品を、外装や中身をアレンジしながら大切に守り続けていくこと。洋菓子は、「京の豆っこ米」をはじめ、近隣の農家や高校生が作ったフルーツや与謝野町産の桜の葉等、地元の食材を使うことを大切にされています。
「地域の人に地域のことをもっと知ってもらいたい」と、熱く語る大槻さんは、他団体と連携し、和洋菓子を通して町の魅力を発信。また、「お客様に安心して食べてもらいたい」「お菓子を食べてハッピーな気持ちになってもらいたい」という想いで、生産者のもとへ出向き、栽培や収穫に携わったり、身体にやさしくアレルギーの方に対応した米粉や豆乳、おからを使ったお菓子づくりを進めています。
【今後どんな商品をつくっていきたいですか?】
「丹後緑風高等学校久美浜学舎の生徒とコラボレーションをした商品開発を行い、マルシェや道の駅で販売し、地域にアピールをしたいです。また、障害をもった方が働く作業所にレシピを提供し、商品を作ってもらい、町のふるさと納税等で販売をするといった、和洋菓子を軸とした農商工福連携を確立していきたい。」と意欲的に語られた大槻様。
現在、桜を使った町おこしを行う「京都よさの百商一気合同会社」と協力をして、「食べる桜」を使った和洋菓子を展開されており、飲食店に限らず衣食住に携わる町の事業者や団体と共に、もっともっと与謝野町を桜の町として継続的に盛り上げ、地域に良い循環を起こしていきたいという想いをもたれています。
●商品紹介
【お米豆乳カステラ】

与謝野町産コシヒカリ「京の豆っこ米」の米粉と豆乳、おから使った身体にやさしいカステラです。小麦を一切使っていないので、アレルギーの方も安心して食べていただけます。
おからが入っているので、もちっとした食感でボリュームがあるものの、ペロリと食べられるヘルシーな味わいです。
お土産用に1切れずつ袋に入れたものを菓子箱でお渡しすることもできます。
与謝野町のふるさと納税の返礼品として登録されており、今後は町の出産お祝い品として提供される予定の地域に根ざした展開が楽しみな商品です。
【旬の純米ロール】

与謝野町産コシヒカリ「京の豆っこ米」の米粉100%のお米ロールケーキです。
小麦は一切使わず、パサつきがちな米粉を独自の製法でしっとりと焼き上げ、季節ごとに中身を10種類(苺、桜の葉、ゴールデンキウイ、ほうじ茶、煎茶、桃、メロン、葡萄、梨、栗)変えて販売しています。フルーツは丹後で作られたものを使用しており、中でもメロン、葡萄、梨は、丹後緑風高等学校久美浜学舎の生徒が作ったものです。旬のフルーツを楽しみにロールケーキ目当てで来店されるお客様も多く一番の人気商品です。
【旬の大福】

与謝野町産コシヒカリ「京の豆っこ米」の米粉と兵庫県豊岡産のもち米を使い、季節ごとに旬のフルーツを丸ごと入れた大福です。小麦粉は入っていません。
1月から4月は、ホテル&リゾーツ京都宮津やマリントピアリゾートの苺、5月から
8月は休止し、9月、10月は、久美浜のシャインマスカット、11月12月は由良みかんが入ります。大粒のフルーツが包まれた大福は、ボリューム感たっぷりで、食べ応えのある商品です。
【どら焼き】

創業当時から代々受け継がれてきた看板商品。
作り方もパッケージも敢えて変えずに販売し、昔から変わらない味を守っています。
地域の方に長く親しまれ、お土産にはもちろん法事にもよく使われている和菓子です。

さくらロールカステラ(写真右)
「百商一気桜プロジェクト」のひとつである「食べる桜」の商品として開発された、ロールカステラです。
「京の豆っこ米」100%の生地に、与謝野町産「大島桜」の塩漬けされた桜葉が練り込まれています。
中には、甘さ控えめの桜餡と、ほっくり味わい深い鹿の子豆が巻かれています。
ふんわりとした食感に、桜の風味が広がり、素材の旨味が引き立つ春色のカステラです。
箱型ではなく、ロール状に巻かれたカステラは、創業当時から変わらぬ大槻菓舗オリジナルのスタイルです。
さくらもちカステラ(写真左奥)
さくらもちをイメージし、与謝野町産「大島桜」の葉を巻いたカステラです。
生地にもっちり感を出すために、小麦粉と米粉(京の豆っこ米)の配合に工夫し、塩漬けされた桜葉を練り込むことで、桜餅のような味わいになっています。
中には、白餡をベースに桜のソースを練り込んだ桜餡と粒餡が入っています。
一口食べると、桜葉の香りが口いっぱいに広がり、モチモチした食感と塩味と甘味のほどよいバランスがくせになる新感覚のカステラです。
与謝野駅100周年記念に向けて、「百商一気桜プロジェクト」の「食べる桜」の商品として開発されました。