宮眞株式会社

【宮眞株式会社とは?】
明治時代に創業し、昭和25年に法人化された宮眞株式会社。現在の代表である宮崎さんは4代目として、伝統を大切にしながらも、新しい挑戦を続けています。
事業の始まりは和装品の半襟や帯揚げの製造でした。その後、50年前から洋服、さらに10年前からインテリアにも進出し、現在では洋服とインテリア事業がほぼ半々を占めています。
また、海外の展示会にも積極的に参加し、日本の伝統技術と美しさを世界に広めています。
【どんなことを大事にしてモノづくりをしていますか?】
「新しいものを生み出したい」という強い想いから、独創的な技術やデザイン、触感にこだわったものづくりを追求する宮﨑さん。その過程で感じる楽しさこそが、仕事への原動力になっています。
お客様のニーズに応えるだけでなく、それを超える提案を心がけ、付加価値の高い製品づくりに取り組んでいます。特に、商品開発の過程で生まれる端材にも着目し、そこからインスピレーションを得て新しいアイデアを生み出しています。現在、それらのアイデアのうち実現できているのは約1割ほどですが、今後さらに形にしていきたいとお話しされた宮﨑さん。
宮眞が生み出すのは、伝統ある「丹後ちりめん」の技術と自由な発想を融合させた、他にはない製品たち。ものづくりへの情熱と探究心が、これからのさらなる発展へとつながっていきます。
【今後どんな商品をつくっていきたいですか?】
「丹後ちりめんが伝わって300年。この地域の文化や歴史を大切にしたい。」
そう語る宮崎さん。与謝野町は地理や気候が絹織物に適しており、絹を活かした新たな商品開発に情熱を注いでいます。
糸の組み合わせや織り方を工夫することで、絹ならではの美しさや触感を生かしながら、和装・洋装・インテリア小物など、幅広いアイテムを生み出しています。
さらに、丹後地域の魅力や丹後ちりめんの美しさをより多くの人に知ってもらうため、オンラインショップの開設や観光スポットへの商品展開など、販路の拡大にも今後さらに力を入れていきたいと話してくださいました。
●商品紹介

洗える抗菌シルク和紙枕カバー
この枕カバーは、縦糸にシルク、横糸には和紙(麻素材)を使用し、独自の製法で仕上げたもの。見た目以上に軽く、速乾性にも優れています。
シルク仕上げの表面は肌触りがなめらかで、使うほどに柔らかさが増していくのが特徴です。また、特殊加工が施されているため洗濯機で洗えるのも嬉しいポイント。
さらに、シルクは髪や肌に優しい素材。枕との摩擦による静電気が起きにくく、髪のダメージを軽減できます。夏はひんやりと涼しく、冬は適度な温もりを感じられるため、オールシーズン快適に使えます。
触り心地にもこだわりがあり、縦横で異なる感触が楽しめるよう設計されています。特に横になでると、驚くほどのなめらかさを感じられる仕上がりです。
シルクならではの上品な光沢と高級感に、宮眞ならではの技術と工夫が加わり、手に取った人に快適な睡眠環境を提供します。