稲垣養蜂
【稲垣養蜂とは?】
ミツバチがもたらす自然の産物はちみつ。ビタミンやミネラルを豊富に含み、健康・美容効果が高いといわれています。今は珍しくなってしまった白く結晶する稲垣養蜂の「純粋はちみつ」は「昔食べたはちみつだ!」と感激されるほどです。
家業であった養蜂業を38歳のときに継いだ稲垣養蜂 代表の稲垣光泰さん。ミツバチの蜜を搾り、丁寧に瓶詰めした後、各所での催事販売や顧客へ地方発送をします。蜜の収穫の最盛期は例年5月~8月の時期で、そのほかの期間は害虫・獣害対策や催事での販売など春先から年末まで忙しく稼働しています。近年では、鉢合わせはないものの熊の被害に悩まされ、稲垣さんご自身もスズメバチに命の危険にさらされるなど、まさに自然とともに養蜂業を営んでいます。
【どんなことを大事にしてモノづくりをしていますか?】
稲垣養蜂の「純粋はちみつ」の特徴は、昔ながらのありのままのはちみつということ。
晩秋より濁りはじめ、白く結晶する本来のはちみつの味の濃さが自慢です。
催事にでると「おじいちゃんのところで食べたはちみつだわ」と言ってもらえるのが一番嬉しいと笑顔で語る稲垣さん。味は百花蜜(複数の花から採蜜されたはちみつのこと)で、季節、咲いている花の種類によって、採蜜し瓶詰めのたびに風味・色・味が変化します。特に、顧客からは秋の長雨を過ぎた頃のはちみつを送ってほしいと要望があるほどの美味しさといいます。
【今後どんな商品をつくっていきたいですか?】
現在、市場に出回っているはちみつは、結晶せず溶けている商品が多いので昔ながらのありのままのはちみつを大事にしていきたい。今後は、販売商品で小瓶サイズをつくり、催事の際に「お試し」で気軽に購入してほしい。そして気に入っていただけたら、継続的に購入してもらえたらと展開を期待されています。
現在は、与謝野町産業創出交流センター、浅茂川温泉静の里、よさの野菜の駅、石川県志賀町の親族の経営する薬局で商品を購入することが可能です。
近年、降雨量も減りミツバチにとっては厳しい環境が続きますが、美味しいはちみつを販売してファンを増やしていきたいと稲垣さんは話します。
商品紹介(開発秘話、生産者だから知っている情報)
【「純粋はちみつ」500グラム】
晩秋を過ぎると気温が下がり白く結晶化するはちみつ。結晶化は、はちみつの特性で、自然現象です。品質には全く問題なく、とても美味しくお召し上がりいただけます。
はちみつは、砂糖の代わりに料理にも。
稲垣さんおススメの使用方法は、ロイヤルミルクティーやウイスキーにはちみつをお好みの量を入れること。風味豊かなはちみつが、ホッと一息リラックスの時間を運んでくれます。
その他、地元の害獣駆除で捕獲した鹿肉をしぐれ煮やプルコギで美味しくいただく際にもはちみつは活躍するそうです。
寒暖差のある寒冷地で採蜜されたはちみつは品質が良いといわれており、与謝野町の環境がつくりだす稲垣養蜂の「純粋はちみつ」は全国にファンがいるほどです。