風美堂

【風美堂とは?】
昭和21年創業。店舗を持たず、駅のキオスクや与謝野町外を中心に和菓子を販売されていました。のちの昭和50年に本店を開店し、洋菓子も作るように。現在は3代目が家業を継ぎ、2店舗を経営し、家族がチームとなって分業で和菓子と洋菓子の製造・販売をされています。丹後ちりめんの産地としてちりめん羊羹を考案。パッケージのイラストは絵心があった初代が描かれたものだそうです。
【モノづくりをしているうえで大切にしていることは?】
「お菓子を食べて怒る人はいないでしょ?お菓子を食べて笑顔になってもらいたい。お客様の笑顔を見るために、商品を買っていただく以上に接客でも満足していただきたいです」とお話しくださいました。
地方発送をすることもあり、電話でのやりとりも多いそう。顔が見えない分、トーンを上げてお話しすることを心がけているのだとか。また、発送の際には手紙を1通1通書いているのだそう。そういった細やかな気配りがご縁を広め、深めていると感じました。丁寧な対応は商品にも繊細さとなってあらわれているように思います。
【今後やりたいことはどんな事ですか?】
人と人とのつながりを大事にしながら、昔ながらの商品を守り続けていきたいとの想いがあります。地元の文化祭でお茶席のお茶菓子として親しまれたり、与謝野町や丹後のおみやげとして使われたり、誕生日ケーキのオーダーを受けたりと地元のニーズに応えつつ、地域に寄り添うお菓子屋さんでありたいと話されました。また、全国からの注文も多いため、明るく元気に接客をしながら、これからもご縁を大切にしていきたいそうです。
商品作りにおいては、シーズンごとに味や柄を変えることで、季節を感じながら楽しめる工夫をされています。また、防腐剤を入れず、お客様に安心して召し上がっていただける商品作りを目指していらっしゃいます。