菊水食品株式会社

【菊水食品株式会社とは?】
「菊水うどん」を中心に、仕出し「一万彩」、居酒屋「清竜」を展開する菊水食品株式会社。その始まりは80年以上前、市田さんの曾祖父が加悦で開いた食堂でした。そば作りが趣味だった曾祖父の想いを受け継ぎ、現在の場所に製麺所を移したお父様が、事業をさらに広げ、居酒屋や仕出し、宅配弁当を手掛けるようになりました。
長年親しまれてきた自社製麺は、スーパーや道の駅へ卸すだけでなく、居酒屋や仕出しの看板メニューとしても親しまれています。
【どんなことを大事にしてモノづくりをしていますか?】
「人の喜びを大切にしたいんです!うどんをすすりながら「おいしい!」と笑みをこぼすお客様の姿を見ると、嬉しくてたまらないんです!」」と笑顔で語る市田さん。
仕出しでは、毎日約100軒に食事を届けており、独居老人の健康面だけでなく安心面の支えに。遠方に住む家族からも「安心できる」と感謝の声が寄せられているそうです。
また、居酒屋では「家まで送り届ける」細やかな送迎サービスが好評。従業員の働きやすさにも気を配り、「みんなの安心できる居場所でありたい」と語る市田さんの眼差しには、幼い頃から働く両親の背中を見て育った四代目としての覚悟と、人への深い愛情が感じられました。
【今後どんな商品をつくっていきたいですか?】
「与謝野の『うどん文化』をもっと地域に根付かせ、広めていきたい」と熱く語る市田さん。昔から祭りや運動会など行事の後は、いつもうどんとバラ寿司が並ぶ与謝野町民の食卓。うどんは与謝野町民のソウルフードとして古くから愛されてきました。
そんな「うどん文化」を次世代へつなぐために、お父様が残された『さくらうどん』のブランディングをはじめ、新たな商品開発にも力を注がれています。与謝野のうどん文化の中心的存在として、地域の人々の喜びを糧に奔走される菊水食品様の今後の活躍に期待が高まります。
●商品紹介

さくらうどん(写真左)
国産食用桜「関山桜」の花の塩漬けを練り込んだうどんです。
つるつるモチモチの平麺に、桜の風味が口いっぱいに広がり、まるで桜餅を食べているかのような味わいです。
着色料は一切使わず、桜の花をたっぷり使用し、美しい桜色に仕上がりました。
桜の塩加減とのバランスを考えて、厳選された添付のつゆに敢えて薬味は加えず、麺そのものの味をお楽しみください。冷やした麺に塩をかけて食べると、より桜の風味が引き立ちます。
さくらの葉うどん(写真右)
「大島桜」の葉の塩漬けを練り込んだうどんです。
与謝野町の「百商一気桜プロジェクト」の「食べる桜」として開発された与謝野町の「大島桜」の葉を使用しています。
モチモチした食感に、フレッシュな桜葉の香りがひろがり、噛めば噛むほど麺の甘みの中にほんのりとした葉の苦みが印象的なうどんです。
着色料は一切使わず、桜の葉だけで色づいた自然な緑色の麺は、香り豊かに食卓を彩ります。